今回も軽めの話題です。
 最近の私の悩みは、他業種の友人から誘われた飲み会になかなか参加できないことです。大体1~2週間くらい前にお誘いが来るのですが、すでに予定が入っているのです。これには理由があることに気付きました。
 私も経験がありますが、普通の会社勤めをしていると、1、2か月も先の予定は読めない(忙しいかもしれない、重要な会議が入るかもしれない)ので、ある程度日にちが近づいてから飲み会などの予定を入れます。
 ところが、私達の業界の場合、会議でも飲み会でもとにかく先の予定をどんどん入れていくのです。そして、一度入れた予定は、よほどのことがない限り変更しません。誰かが都合が悪ければその日には入れない、全員が空いている日を探していく、そうやって1か月くらい先までの予定が埋まっていきます。ですから、せっかく1、2週間前にお誘いがあっても、何かしら予定が入ってしまっているのです。私の手帳を見ると、今週は4日、来週も4日、再来週は3日、夜の予定が入っています(一応言い訳すると、単なる飲み会ではなく、18時くらいから会議があってその後食事会というパターンが多いです。)。
 なぜこういう予定の入れ方なのか考えてみると、たぶん、裁判の期日の決め方から来ているような気がします。裁判の期日は、その期日の最後に次回期日を決めるのですが、裁判官と双方の弁護士の予定が合う日にちを探していきます。
裁判官「では来月の10日はいかがですか。」
原告代理人弁護士「すみません、差し支えです。」
※差し支え・・・都合が悪いこと。法廷専門用語(?)
裁判官「では15日はどうですか。」
被告代理人弁護士「その日は終日差し支えです。」
・・・という具合で、結局次回期日が2か月くらい先になることもあります。
 決して、「この裁判は重要だから、他の予定をずらして優先させましょう。」みたいなことにはならないのです。この辺りが、普通の会社の仕事の進め方と大きく違うところですよね。
 というわけで、ご友人の皆様、早めのお誘いをお待ちしております(笑)。