先日、ある取引先企業の送別会に参加をしてきました。一つの部署だけで数十人が働いている大企業です。
会の最後に、移動される方々から挨拶がありましたが、挨拶の前に、移動される方々にお世話になった人や親しかった人などが思い出話をして場を盛り上げていました。
それぞれの皆さんの話を聞いて、何人かの方が共通して言っていて印象に残ったことがありました。それは、仕事をしていてつらいときや悩んだとき、辞めたいと思ったときでも、いつも自分の周りにはたくさんの上司や同僚、後輩などがいて相談をしたり愚痴を聞いてもらったりしていたからこれまで仕事を続けることができ、今の自分があると言っていたことでした。
弁護士は小規模な人数の事務所で仕事をしていることが多く、また、事件処理も基本的には一人で行うことが多いため、得てして孤独になりがちな職業といえます。もちろん、我々も日ごろから何かあれば事務所のメンバーや他の事務所の弁護士などに相談していますが、先に紹介した取引先企業のように、たくさんの人が一緒に働いている職場で、周囲にいつでも相談できる人や愚痴を聞いてくれる人、励ましてくれる人がいるという環境も羨ましいと思いました。